増え続けるスマホVRビューワは脱・没個性しないと生き残れない

スマホで気軽にVR体験ができる『スマホVRヘッドセット』が今すごい勢いで増えています。ありがたい事に僕のところにもレビュー依頼がくるようになりました。でも、はっきり言って『コレだ!』という商品は少ないのが事実です。

 

という訳で数十種類のVRヘッドセットに触れてきた僕が、これから(既に?)レッドオーシャン化していくであろうスマホVRビューワについてお話したいと思います。

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「売れる」とは

まず最初に消費者が商品を購入するまでにはプロセスについてお話します。AIDMAとかAISASとか聞いた事ありますか?広告やマーケティングをやっている人ならご存じの方も多いとおもいますが、簡単に説明すると、

AIDMA(アイドマ)の法則

Attention(認知)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Motive(動機)→Action(行動)

AISAS(アイサス)の法則

Attention(認知)→Interest(興味)→Search(検索)→Action(行動)→Shere(共有)

という感じで、AIDMA(アイドマ)の法則は今から100年くらい前に提唱されたもの、AISAS(アイサス)の法則は1995年に電通がインターネットが普及した現代に応用されたものですがどちらも本質的には変わっていません。

 

で、

 

僕が商品を売ってもらうために一番必要だと思っているのは認知された段階でどのくらい「興味」を持ってもらえるかが最大のポイントだと考えています。

同じ様なスマホVRヘッドセットばかり

今沢山のスマホVRビューワが販売されてきていて、今この記事を書いているこの瞬間にも新しいスマホ用のVRヘッドセットの開発が進んでいるでしょう。

 

しかし何十種類ものVRヘッドセットを触れてきた僕が思うに、その中の8割くらいのVRビューワは小さな差はあれど一般の人から見たらはっきり言って「大差ない」というのが現状です。VRヘッドセットを開発するのもいいですけど、「個性」や「強味」をださないとはっきり言って爆死(大赤字)になる可能性は高いと思います。スマホVRは確かにハイエンドVRと比べて敷居が低いし今後の市場のパイも大きいように見えますが、先ほども申し上げた通りこれからも沢山の企業が参入してきてレッドオーシャン化してきます(ガジェットの宿命なのかもしれません)。

 

個性(強み)がなければ売れない

レビュー依頼の連絡をいただいた際、僕は毎回企業担当の方にこう聞くようにしています。

御社のVRヘッドセットの中で他社製品と比べて負けない!という点はありますか?

今の時代、ただVRヘッドセット作りましたよー、と言っても売れないのは必至。だってどれも同じなんだもん。断言してもいいです。絶対売れません

 

僕もレビューを依頼されるからには「売りたい」し「頼んでくださった企業の方に貢献したい」という気持ちがあるので色々聞くんですけど、ウリがなくて訴求力に欠ける所があります。どれもまずまずの出来って感じで尖った所がないというか、どこにでもあるような没個性な商品に感じてしまう事があったり…。

 

既にGear VRとかが市場を席捲してますし、Googleを始めとした大手資本を持つ企業も続々と参戦しています。企業ブランドがすでに確立されていて多くのファンがすでにいるなら別ですが、そうではない企業にとって大事なのは「他社製品に負けない強味」「個性」です。

 

お洒落なVRビューワとかおすすめ

 

僕がもしVRヘッドセットを作るとしたら「ファッション性を持たせたVRヘッドセット」とかにするかな。VRヘッドセットつけてる時の見た目って「間抜け」とか言われたりするんですけど、それを変えるような商品があってもいいなぁって。つけてるだけなのに隙がないように見えるようなVRヘッドセットを作りたい。

 

一般消費者って技術者の方たちが思うほど機能面を重視してなくて、それだったらいっそファッション性に振り切ってみてはどうかなっておもうんですよ。今発売されているスマホVRヘッドセットって黒くてゴツゴツしたやつかGear VRみたいなデザインがほとんどだし、そこを変えてあげるだけでも効果あると僕は思うんですがねぇ。

 

ヘッドフォンを首からぶら下げてるだけで、かっこいいみたいな感じでさ、VRビューワ装着するだけでかっこいい、みたいな持っていきかたとか相当面白いよ。「VRゴーグルを身に着けるのが今の原宿の若者の定番」とかTHE・未来ですよね。

 

人事が個性を感じない学生を選考から落とすように、消費者だって没個性の商品を頭の中で購入候補から除外しています。「予算も開発費も少ない我々がどうやって強みを出せばいいんだ」と頭を悩ませるくらいならいっそ潔く撤退してもいいんじゃない?とも思うんですけどね。VRの波に乗るんだったらやっぱり尖った目線も少なからず必要になっていくんじゃないかな。

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