大丈夫?OculusのVRディスプレイ部門幹部が約1年半で退職

FacebookのVR部門『オキュラス』にてディスプレイ技術部門の主任であるメアリー・ルー・ジェプセン氏が8月をもって退社する事がわかりました。

 

配送トラブルやワイヤレスアダプターの非同梱問題で、最近なにかと日本ユーザーの標的となっているオキュラス社。『またオキュラスかぁ』『炎上だらけのオキュラス社』などと今回のニュースにも、一部の皆さんは敏感に反応しているようです。

 

でも今回のニュースの主役である『メアリー・ルー・ジェプソン』って何者なのかご存じないですよね?ちょっと、そこらへんに焦点を当てて情報をお伝えしたいと思います。

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Oculus社VRディスプレイ部門トップ、突然の退社

メアリールージェプソン

メアリールージェプソン

メアリー・ルー・ジェプソンさんは元々、未来技術開発のGoogle Xで3年間ほどディスプレイ開発部門を担当していました。その後2015年にFacebookにオキュラスの技術者として引き抜かれた優秀なエンジニアです。

 

それが今年の8月には退職するという事はオキュラスに従事してからたったの1年ちょいくらいの期間で退職を決めた事になります。

 

一部門のトップが1年間で退職すると聞くと、『え?この会社大丈夫なの?』と心配になりますけど、ニュースを見る限りでは組織に問題があったわけではないようです。(あくまで文字の上では)。

 

とても優秀なエンジニアであるメアリー・ルー氏がオキュラスを退職するに至った経緯の詳細は語られていませんが、ざっくり言うと『オキュラス社と彼女の見据える物』に違いがあったためだと思われます

退職の理由は両者の『見据えている物』の違い?

WSJのニュースでは彼女の退職理由を『医療技術の研究を進め疾病の治療に役立ちたいという彼女の意向』と述べています。

 

実は彼女は過去に受けた自身の脳手術の体験から医療の分野に貢献する事を望んでいます。それは今から二年前、彼女がTEDで披露した素晴らしいスピーチ『未来のマシンで脳からイメージを読みだせるか』を見てみればわかります。

 

 

オキュラスリフトが医療の現場で役に立たない事はないだろうけど、彼女が見据えているのはもっと神経科学よりの研究結果なんだと思います。スピーチでした研究はアルツハイマー治療の鍵になる可能性も示唆しています。

 

実際彼女のスピーチに出てくる『脳のイメージをスキャンした映像』の課題は『解像度を高める事』と彼女自身が発言しています。

 

ここからは完全な僕の予想ですが、彼女は3年間をGoogle X、そして1年間をオキュラスで過ごしたことで自分の中である程度『脳のイメージを映像化するだけの技術』の可能性を見出したのではないかなと予想しています。

一言

一応オキュラス社は彼女の退職に対して『次世代の医療技術で世界を変えるという道を進むメアリー・ルー氏の成功を祈る』と無難なコメントしていたようですから、会社としては応援しているみたいですね。円満退社ってやつです。

 

海外って本当に数年ごとに転職するのが割とポピュラーだったりするんだけど、部門トップが1年でやめるってのもなかなかすごい事だよね。『あ、ちがうな』と思ったらすぐに切り替えて決断できるのはなかなか真似できるもんじゃないです。

 

彼女の退職によるオキュラス社の損失はおそらくかなり大きいと思いますが、彼らは彼らで優秀な人材を世界中から集めてますし、組織としてはあまり大きな問題にはならなそう。

 

ただ、やはり部門トップが1年で辞めてどっか行っちゃうっていうのはやっぱりなんとなく皆に悪い印象与えそうだなぁってのが本当の所です。

 

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