中国スマホメーカーがVRヘッドセット製造業に続々と参入。日本メーカーはどうする?

今年3月に内閣府が発表していた消費動向によると日本の携帯電話の普及率は95.3%、スマホの普及率は67.4%を上回っています(今は70%くらいかな)。しかしスマホ市場は既に飽和状態になりつつあり、業績の悪化しているスマホメーカーも多数存在します。

 

この飽和したスマホ市場を盛り返す為のキーとして中国のスマホメーカーが『スマホVRヘッドセット製造』に大量の資金を投入しています。

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すでに飽和状態となりつつあるスマホ業界

スマホ

2014年くらいまではイケイケだったスマートフォンメーカーも、2015年から暗雲が立ち込め始め伸び率が徐々に下落し、このままではモバイル業界全体が落ち込む危険性があると言われています。すでにアメリカをはじめとする先進国では目に見えて業績悪化しています。

 

その理由は様々ですが、最も大きな原因は『スマホの供給が落ち着いた事』にあります。一通りスマホの需要がある人には届ききってしまったので、新規顧客層の開拓が難しいのです。

 

実はこれPC市場でも同じ事が起きたんですよね。最初は飛ぶように売れた商品でもいずれ売り上げは鈍化する。当然っちゃ当然ですw

 

そこから売り上げを伸ばすためにあの手この手で携帯を買い換えさせようとしてくるでしょ?

 

こうしてスマホを買い替えさせるサイクルを短くすることで、出荷台数を増やす訳です

 

しかし最近のスマホは高価だし中々買い替えられるものでもないですし、今使ってるスマホも充分高性能なので買い替える必要がないと感じるユーザーも多いとは思います。

 

そんな時Googleからこんな発表がされました。

VR-Readyなスマートフォンの台頭

daydream vr

Googleが今年5月スマホ向けVRプラットフォーム『Daydream』を発表しました。と同時にDaydreamに対応したスマホを発表するメーカーの一覧も合わせて発表しました。

 

グーグルがこんな発表するってことはそりゃ大きなムーブメントが起こりそうな気がするでしょう?

 

実際名前のあがったスマホメーカーは、サムスン、HTC、LG、Huaweiなどの最大手メーカーばかり。彼らはスマホVRが来ると予想し行動を開始してるのです。

 

実際にここで名前の挙がったメーカー達HuaweiやLGもVR HMDに参入していますし、VRヘッドセット製造を開始するスマホメーカーは日に日に増えています。

 

一つ例を挙げて説明します。

スマホ用VRヘッドセットの製造を開始した中国スマホメーカー『Xiaomi』

xiaomi

xiaomiのスマホVRヘッドセット。カラフルでおしゃれなデザインが特徴

スマホ用VRヘッドセットの製造に力を入れている中国スマホメーカーの『Xiaomi(シャオミー)』、スマホメーカーとしてはHuawei(ファーウェイ)の次に有名な大手メーカーですが、XiaomiもまたスマホVRヘッドセットの製造を開始したメーカーの一つです。

 

Xiaomiを始め、なぜ多くスマホメーカーがVRヘッドセットの製造に乗り出しているのか。それはすでに中国には大きなスマホの市場が出来上がっているからだと考えるのが妥当でしょう。

 

ハイエンドVRだとハイスペックなPCやら高価なHMDが必要になりますが、スマホVRであればスマホを持っている人は全て潜在的な見込み客ととらえる事が出来ます。

 

中国の人口が13億人~14億人くらいで、スマホの普及率60%としても、7億人以上の潜在ターゲットが居る市場なんだからそりゃあ攻めない理由がないってもんだよね。スマホも年間4億~5億台くらい売れているし、VRの市場としては中国はこれ以上ない良い環境がすでに整っているわけです。

 

はっきり言って『VR市場において中国が最初のマスマーケットになる』可能性はめちゃくちゃ高いです。

 

韓国もAndroid携帯で抜群のシェア率を誇るSamsungがありますけど、さすがに中国の規模には敵わないと思います。

サムスン幹部 ハイエンドでなくスマホVRに注力する理由を語る

では日本はどうでしょうか?

日本のスマホメーカーが進む道

今まで例に出していたのは中国や韓国の話なので、それが日本でも通用するかと言えばそれは分からないのですが、目に見えて海外勢に遅れをとっている感じは否めません。

 

スマホVR用のヘッドセットをちゃんと作ってるスマホメーカー僕は知らないし(あったらごめん)、中国韓国のスマホメーカーのメンツみてると日本国内でもあっと言う間に根こそぎシェア持ってかれて敗北を喫するビジョンしか今の所見えない。

 

実際日本のスマホメーカーって半分くらいは中国の企業だったりするんだけど、SHARPとかカシオとかVAIOとか、富士通とか京セラとかNECとかスマホVRにがんがん参入してほしいと思ってます。富士通とかNECはVRとかARの取り組みもしてるっぽいけどスマホVRは聞かないもんなぁ(あったらごめん)。

 

Samsungとかクラウドコンピューティング企業の『Joyent』買収して、スマホVRの性能を一段階上に持ってくるだろうし、ノウハウも蓄積されている訳で、ここに日本のメーカーが数年後に参入しても気付いた時には手も足も出せない所まで行っちゃうんじゃないかって不安です。

最後に

日本の大手メーカーが本気だしたらすごいVRヘッドセット作れると思うんだけどなぁ。中国の動きと対照的で現状はVRのマーケット自体が存在してないから大手は動きにくいのかもね。

 

まぁ、日本のメーカーは作業用のARメガネみたいに、VRじゃなくてARに興味ある感じもするから一概にダメとは言えないけど、今後増えていくであろうVRヘッドセット市場に日本勢がどのように食い込んでくるか見ものですね。

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