【アンリミテッドハンド】筋変位センサーによる電気刺激で触感を再現！腕に巻く新感覚コントローラー。

【SONYビルでの取材展示を取材したので記事を大幅に加筆修正いたしました】

 

今回紹介するのは腕に巻く触感型コントローラー『UnlimitedHand』です。

UnlimitedHand(無限の手)ですよ！

男の子ならこの名前のカッコよさがわかるよね！

命中するや否やさらに加速して大気圏を突破、最後は月面に叩きつける事が出来そうな名前をしていますが、真面目に取材をしてきたので、ご覧ください。

『無限パ―――ンチ！』

Unlimited Hand（アンリミテッドハンド）とは

広げてみるとナウシカのメ―ヴェの様な形をしていますが実はこの特徴的な形には意味がありまして、実はこの『Unlimited Hand』腕に巻き付けて使うタイプの新しい触感コントローラーなんです。

仕組みはどうなっているのかというと、

モーションセンサーと筋変位センサーアレイでプレイヤーの腕の動きを読み取りそれをゲーム内の動きに反映させたり、腕に電気でピリッと筋肉を収縮させることで疑似的な触感（抵抗）を生み出します。

 

筋変位センサーっていうのは特殊な光を当ててその反射率を見て筋肉の変化量を測定するもので、指一本一本の動きや手の上下の動きまで精確に認識します（筋電位とは別物らしいよ）。

 

光の反射率という事は「肌の色や体毛の有無によって精度が落ちたりしないのかなぁ？」とふと疑問に思ったので聞いてみたところ「肌が黒い人はもしかしたらヤバいかなぁと思っていたのですが、海外のお客様にもプレイしてもらって（問題なく）動いているのであまり心配はしていない」との事。

 

なんでも筋肉の動きの変化をとらえる光は多少肌を貫通する光なので、肌の色や体毛の量はあまりきにしないでいいみたいですね。やったね。

 

ただ女性の様に細い腕だったりすると認識の精度がばらける時があるとの事でした。

TGS2016でのデモ展示の様子

デモ展示では拳を握り込む事で拳銃を撃つ事ができるデモが展示されていました。一応全ての指を認識できるという事だったので、

「親指を曲げた時はこの動作」

「人差し指を曲げたらこの動作」

という感じでコントローラのボタンのように動作の振り分けも可能らしいです（キャリブレーションに時間がかかるためデモ展示ではデモ無し）。

最初はLeap Motionに近いような印象を受けたんだけど、まぁ別物ですね。

開発元は皮膚感覚の疑似体験もできるような技術開発を進めていると話していたので、今後のアップデートも気になるところです。

【追記】ソニービルで『Unlimited Hand』を見に行ってきた

先日、UnlimiteHand開発者の一人、H2L代表の岩崎健一郎によるトークイベントとUnlimitedHand体験会が行われている銀座にあるSONYビルにお邪魔しました。

『え？アンリミテッドハンドってソニーとなにか関係あるの？』

と思った方がいると思いますが、

実はUnlimitedHandを手掛けるH2L株式会社は昨年行われた” 第一回 Sony- Startup Switch”というスタートアップ向けビジネスコンペティションで優勝者でして、その特典として銀座ソニービルに製品展示がされています(展示は2017年1月31日まで)。

ソニーもチャレンジングな事やってるみたいですね。

 

ちなみに今後もソニーはスタートアップ向けのビジコンを開催する予定らしいので、ソニーの強力なバックアップが欲しいスタートアップは『Sony Startup Switch』を視野に入れてもいいんじゃないでしょうか(何の宣伝ｗ)。

UnlimitedHandを体験した感想

最期に僕がアンリミテッドハンドを体験した時の感想ですが、

 

低周波のようなビリっとした刺激が流れたと思ったら筋肉が勝手にビクッと動いてしまう、みたいな面白い感覚で楽しかったです。

 

一応体験の様子をスマホで撮影したのですが、ちょっとわかりにくかったので後日きちんとした動画で撮影して公開する予定なのでもう少々お待ちください。

Unlimited HandはAmazonにて好評販売中！

現在Amazonで販売を開始しているので気になる方は以下からチェックしてみて下さい。

公式サイトはコチラ：https://unlimitedhand.com/ja/