Applied VR治療用VRコンテンツを米医療センターに世界初導入

医療現場でのVRの使い道は以前から注目されていましたが、このたびアメリカロサンゼルスのApplied VRが世界で初めて医療用VRコンテンツの本格的な導入を行われます。

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世界初!?VRコンテンツを導入した医療センター

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Applied VRはヘルスケアやセラピー向けのVRコンテンツを開発しているLAに本社を置く企業で、6/23(現地時間)、「シーダーズ・サイナイ・メディカルセンター(以下シーダーズ・サイナイ)」と提携する事を発表しました。

 

シーダーズ・サイナイはほぼすべての医療分野で合計2000人もの医師が対応している米国最大の非営利学術研究センターで、高度な技術、高品質の医療を提供する医療機関として定評があり、アメリカでも有数のメディカルセンターです。

 

Applied VRが提供しているVRコンテンツ第一弾は、治療中の痛みを緩和させる「Pain RelieVR」と患者の不安感を緩和させる「Anxiety RelieVR」の二つです。簡単に説明すると、

タイトル 内容 期待される効果
Pain RelieVR イマ―シブなVRゲームで患者の注意を治療行為からそらし、痛みを感じにくくさせる 痛覚の緩和
Anxiety RelieVR 様々なVR映像を楽しむコンテンツ。病室やベッドの上にいながらファンタジーの世界に行くことが出来る。 不安やストレスの緩和、リラックス効果

このような感じ。心理学者をはじめとする識者監修の下制作したそうですが、言葉だけだとイメージしにくいとおもうので、とりあえずデモムービーをご覧ください。

Applied VR デモムービー

どれくらいの効果が期待できるのか

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実際どのくらいの効果があるのかはわかりませんが、先ほど紹介したデモムービーの中では、VRは患者が医療処置を受けているのをほとんど忘れてしまうくらい効果があるという旨の文章がありましたね。

 

実際施術内容とかVRコンテンツのクオリティの問題によってはそうもいかないのかもしれないですけど、注射するとき目をそらすとあまり痛みを感じなかったり、リラックスする事で痛みから気をそらし身体や心を楽にするセルフケアも実際にありますからある程度の効果がある事は間違いありません。

 

それにこのVRコンテンツによる処置は薬を全く使わないわけですから、画期的です。2眼レンズは13歳未満の子たちに使えないのは難点だけど、お医者さんや治療を怖がる子供たちにとっても非常に有用だと言えますね。

VRによる痛みと不安のマネージメント

今回のApplied VRの発表でVRが医療面で具体的にどういった使われ方をされるのかを示してくれました。彼らは患者の抱える「痛み」や「不安」といった問題点にフォーカスしそれらをマネージメントする健康管理に関するプラットフォームを開発しています。

 

一度でも医療機関に入院した事がある人ならわかると思いますが、あの得も言われぬ不安感は非常に辛いものですよね。ベッドの上で過ごす毎日というのは想像しているよりもつらいものです。手術前ともなればそれはもう恐怖と不安で頭がおかしくなります。こういった患者さん達の見えない不安の種にスポットライトを当て手を差し伸べているApplied VRの功績を評価すべきで、誰かを想ってあげる視点が今後のVRにおいても大事な点だと強く感じます。

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