VRを25時間連続で体験した男に現れた症状と原因について

先日とある男性がTilt Brushを25時間ぶっ続けでVR体験をし、ギネス記録を樹立しました。Youtubeにも動画がアップされていたので僕もそのチャレンジを見ました。たしか以前も24時間ぶっ続けでVR体験してる人がいましたけど(その人は確か複数のゲームで遊んでた)、今回ギネスに挑戦した映画脚本家デレク・ウェスタ―マン氏はVR初心者勢なのか、前者の人より健康面での異常が顕著に現れていました。

 

あまり皆には真似してほしくないやつですが、VRヘッドセットを長時間使用する事によって人体にどういった影響があるのか知っておく貴重なサンプルですので一緒に見ていきましょう。

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25時間VR耐久チャレンジ

動画冒頭部分でギネス挑戦者であるウェスタ―マン氏がVRクリエイターのダミアンブライズ氏と対談するシーンがあるのですが、ブライズ氏は『僕は1時間半くらいが最長だけど、それ以上やると…結構おかしくなるよ』とコメント。彼はこの企画の立案者なのになかなかの鬼畜ですw

 

ちなみにブライズ氏は25時間のVR体験をする際に身体に現れる健康上のリスクとして

  • 発作
  • 嘔吐
  • 疲労
  • 目のダメージ

を挙げています。数百グラムのVRヘッドセット(HTC Vive)を頭に着けて眼前のモニターを見続けるわけですから当たり前ですけど、問題はどの時点でどの程度の症状が現れるかです。動画を参考にVR体験をぶっ続けで行うとどんな症状が出るのか表にまとめてみました。

経過時間別で表したVR体験中の健康上リスク

経過時間 コメント 症状
0時間 100%準備万端 特になし
1時間 時の流れが遅く感じる 飽き、軽度の疲労
9時間 気分が悪い 重度の疲労
17時間 吐きそうだ…バケツをくれ 吐き気、嘔吐
21時間 俺はどこだ…俺はどこにいるかわからない 錯乱状態、身体を満足に動かせなくなる

まず、気になったのは1時間時点での『時の流れが(やや)遅く感じる』という事。これはおそらく『飽き』が原因ではないかと思われます。飽きによる時間経過の遅さが彼の体力を消耗していったのでしょう。

 

彼の場合9時間を境目に明らかに容体が悪化しているのがわかります。この時点で食事や水分補給をしている様子が描かれていますが、その後身体を動かすのが徐々に重くなり、口数もトーンも落ちています。17時間の時点で彼の身体はもはや健康とは言えない状態であることは一目瞭然となり、彼は耐え切れず嘔吐しています。

 

21時間経過時点では、完全に頭がおかしくなっている様子がわかります。『俺はどこだ 俺はどこだ 俺がどこにいるかわからない』と錯乱状態で自分をコントロールする事が出来なくなっています。その後彼はスタッフによる肩のマッサージにより症状がやや緩和した様子で、なんとかVR体験の最長記録を樹立しました。

VRギネス ビフォーアフター

左がチャレンジ前、右がギネス達成後

ちなみに彼は25時間のVR体験達成した翌日『僕の脳はいまだに混乱している。自分の部屋が仮想現実のように感じるんだ、この変な感じは今も続いている』とコメントしていました。長時間のVRヘッドセットの使用が身体にどれだけダメージを与えるかわかりましたね。よいこは真似しちゃだめよ。

VRが疲れる理由は肩こり?

VR 25時間

なぜVRはそんなに疲れるのか、今回の動画を見て思ったのは体験者の肩こりが原因だと思っています。今回のチャレンジでもそうですが、疲労がピークに達した21時間時点で肩のマッサージをしている描写がありますが、これはかなり効果があるようでした。

 

VRヘッドセットの重みもそうですが、VR体験中は目線をほとんど動かさずに首だけ動かして物を見る人が多い為、人によっては数分で肩こりを感じます。その肩こりを軽減させてあげる事で視神経の疲れをいくらかいやすことが可能です。

 

極論、25時間ぶっ続けという条件なら何してたって具合悪くなるとは思いますけど、VRの場合は特に目や肩に大きな負担を与えている為、視神経と密接な関係を持つ肩周りの筋肉をほぐすことでリラックス効果も相まって多少疲労を軽減できるという事がわかりました。

一言

僕も今でこそVRを1時間弱くらいなら連続でやっても大丈夫になりましたけど(それ以上やると地獄)、最初の方は15分もすれば首の付け根部分がどうしようもなく凝り固まってしまって頭が痛くなったり、吐き気を感じる事がありました。

 

そういう時は温シップを貼ったり、マッサージチェアーに座りながらやると意外と効果があります(シップはすんげー良かった)。もちろん眼の負担や視力低下の事を考えると1日1時間が最適なんですけど、マッサージ器具を使いながら遊ぶってのも中々乙な使い方なんじゃないかなと思いました。という訳で誰かマッサージ器具を駆使した状態で25時間の耐久チャレンジを敢行して下さい。お便り待ってます。←

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