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【インタビュー】VR戦艦大和竣工記念式典で神田技研さんに話を聞いてきた

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業界関係者の話では「これまで認知度の無かったVR動画を拡大するために無料体験動画を出していたが、当たり前になれば無料で出す意味が無くなるかもしれませんね。」との事。

現在も無料VR体験が出来る作品は多くはありません。「佐々波綾」さんや「倉多まお」さんといった大人気セクシー女優をVRで無料体験できるのは今だけかもしれませんのでお見逃しなく!

ども!Aotaroです。先日VR戦艦大和竣工記念式典に参加する為、横須賀市記念艦三笠に行ってきましたよっと。

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オキュフェスで一度体験した事あったんですけど、今回は神田技研代表の方に取材できるという事で横須賀まで足を運んだのです。遠いよねココ。

僕「いやぁー、世界三大記念艦『三笠』が会場だなんて洒落てますなぁー」

という感じで行きたかったんだけど、緊張して無難なインタビューに終わりました。神田技研さんの今後の展望なんかも聞いてきたのでよかったら見てってね。vr%e5%a4%a7%e5%92%8c

 神田技研代表「仁志野 六八」氏にインタビュー「VR戦艦大和と今後」

2年弱の歳月をかけ完成したVR戦艦大和を体験し、制作者である株式会社神田技研代表取締役「仁志野 六八」氏のインタビューを対話形式でお届けします。

ー まず始めに、VRで戦艦大和を再現しようと思ったきっかけを教えてください

仁志野「もともと軍艦が好きだったが、城マニアや鉄道マニアには実物があるが軍艦はほぼ沈没、解体されていて実物は全くと言って程残っておらず、2014年当時世に出始めていたOculusのDK1を見て実物大の軍艦を作りたいと思い実際に制作を始めた。誰かがVRでその内軍艦を作るまで待つくらいなら自分で作ろうと思った。

ー 当時VRの市場なんかほぼない状態で一般企業からVRで独立するにあたった経緯を教えてください。

仁志野「元々はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)に勤務し『Unity for PSM』『PlayStation Mobile SDK』の開発に従事していたのですが、プロジェクトがひと段落して次になにをやるか考えたときちょうどVRの装置が世に出始めて『面白そうだな』と。当時40歳くらいだったので独立するなら今だと考え起業しました。」

 VR大和では細かな計器、内装、乗組員まで拘って再現していて、かなり細かいなぁと感じたのですが、そこにはどんな意図があるのでしょうか?外観や武器だけでなく、すべてに拘る理由ってなにかあったりするんですか?

仁志野「外観だけとかメカだけだと当時の雰囲気をうまく表現できないんじゃないか。乗組員がいて内部があって、そこまで作りこまないと1/1で作る意味がないんじゃないかと思うんです。そこまで細部にこだわって作る事で初めて体験者も新鮮に感じるんだろうと」

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ピンぼけしちゃったっぽい。本当はもっともっと綺麗なんだよ!

ー ちなみに戦艦大和を再現するにあたって設計図とか資料はどうしているのですか?

仁志野「設計図は断片的にしか存在しておらず、他の戦艦の設計図から類推しています。外観や兵器に関しては大和は特に人気なので資料があるのですが、研究している部分とそうでない部分がかなり差があり、食堂やお風呂、寝室といった資料、日常生活部分に関しては戦艦霧島の資料を基にしながらモデリングして作り上げています」

ー それは膨大な作業が必要になりそうですね(汗)。VR戦艦ヤマトは作品のジャンルで言うとどこに含まれるのでしょうか?シミュレーションとか…ですかね?

仁志野「Oculus Storeの表記だと『Explore』で探検ものというカテゴリーに分けられています。教養やディスカバリーチャンネルっぽい感じかもしれないですね」

ー 探検(笑)。でも確かにここまで細部まで再現されていれば社会科見学とか博物館で見るようなレベルのものですもんね

仁志野「そうですね、そういう方向で考えてます。敵を倒してレベルアップをしてプレイヤーの成長を楽しむのが従来のゲームなんですけど、VR大和に関しては実際に乗り込んで新しい事を知る事で知的に成長するというコンテンツを目指しています。なので、あえて従来のゲーム的要素はなるべく入れないようにしているんです。」

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ー なるほどー。ちなみに『今後はこんなものを作ってみたい』なんていうのはありますか?

仁志野「ロケットとかやってみたいです。巨大ターミナル駅(新宿駅)とか立体で作ったら面白いかなって思ってます。あとは、ゴミ焼却場とか。」

ー えぇ!?ごみ焼却場ですか?着眼点が凄い独特(笑)。でもロケットとかターミナル駅とか結構面白そうですよねー

仁志野「日本市場でみたら小さいけど、海外でみたら結構広くウケるんじゃないかなと思ってます。実際VR大和も海外展開していきますし」

ー 確かにそうかもしれませんね。では最期にVR大和を通して体験者に一番伝えたい事を教えていただいてもいいですか?

仁志野「はい。VR大和は外観だけじゃなくて実物大で作って乗組員の様子を再現したので、今までと違った日本海軍の見方が提示できるんじゃないかなと思っています。」

ー 今までと違った日本海軍の見方、ですか?

仁志野「当時は科学的で合理主義のアメリカと精神主義で非合理な日本海軍というイメージ持つ人は多いですが実際にはそんな簡単な言葉で終わらせられるような事ではないんです。実際にVR戦艦大和に乗ってもらったら当時どんな課題があって、その課題に対してどんな向き合い方をしていたかがわかるので是非そこらへんを見ていただけたら嬉しいです。」

ー わかりました。本日はどうもありがとうございました!

仁志野「ありがとうございました」

最期に

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僕は恥ずかしながら「大和という名前は知ってる」くらいのもんで歴史的背景やそのほかの情報はほとんど知らなくて本当に申し訳なかったんだけど、仁志野さんの大和に対する熱い想いがひしひしと伝わってきました。

VR大和竣工記念式典は11/13まで開催しているようなので興味がある方は是非行ってみてね!

時間や予定が合わなくて行けないという人はOculus Storeは12月16日Steamでも今冬発売予定なのでチェックしてみてください。

近いうちにオフィスに遊びに行かせてもらう予定なので、そこらへんもいずれお伝えできればなーと思います。

ではまた!

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