「化粧取れる」「髪ボサボサになる」女性のHMDに関する不満まとめ

以前「VRブームが日本に浸透、流行しづらい理由が分かった気がする」にて独自のアンケートでVRの女性ウケが非常に悪いことが分かりました。

 

BLや男性アイドルなど、いわゆる「腐女子向けのコンテンツ」では一定数のファンを獲得できるでしょうが、日本全体でVRの普及を考えるにあたって「一般女性」へのVR普及は欠かせません(腐女子の方々が「一般」ではないと言っているわけではありません)。

 

しかし、現段階では女性はVRに関してそこまで関心、興味が無いようにみえます。VR体験ブースまで案内しても「あ、私はいいや、やってきなよ」的な雰囲気になることもしばしば。

 

これからVRイベントで女性参加者が増えるように色々と独自調査を続けた私（Aotaro）は１つの問題にたどり着いたのです。

それは女性ならではの「不満」でした。

女性のHMDに対する不満

まず、スタート地点として「女性はVRに対して男性より興味が薄い人が多い」という事を忘れてはいけません。

 

だからこそVRを体験してもらう一歩目（第一アクション）のハードルが男性に比べ高い、という事を理解しておく必要があります。少しでも不満があれば、VR体験を拒否する女性は男性より圧倒的に多いはずです。

 

では女性ならではの「HMDへの不満」とはいったいなんなのか。

 

実際に独自調査で得た「女性の生の声」をお伝えしたいと思います。（筆者の知人を含む20代～30代の女性十数名に聞きました）

「化粧が崩れる」

HMDとはその名の通り頭を覆う（ヘッドマウントディスプレイ）訳で、顔にデバイスが触れることになります。

 

女性の多くは外出の際に、化粧をしているわけですから、「HMD着用で化粧が落ちたらどうしよう」という不安があるわけです。

• 化粧が崩れる心配
• HMDをよごしてしまうかもしれないという心配
• 化粧が落ちた自分を見られる恥ずかしさ

これらの感情がHMDの装着を拒む原因、理由になっているようです。現行のHMDはほぼ全て頭を覆うタイプですからかなり気にするのでしょう。

 

間違っても「化粧が落ちたって誰も気にしないよ」とは言ってはいけません。なぜなら化粧が落ちたことを気にするのは女性当人なのですから。

 

ちなみに女性の意見としてVR体験後には男性側からそれとなく「お手洗いに行く？」と言ってくれると嬉しいとの事でした。

女性がPSVR版 FINAL FANTASYを体験するとこうなる。

「髪型が崩れる」

これも「お化粧が崩れる」と同じ類の理由ですが、女性は男性と比べて髪の毛が長い方が多く、HMDを取り外す時に髪の毛がボサボサになってしまうことを嫌がる女性がいます。

 

ヘアピンで止めていたり、ゆるふわパーマだったり、スプレーで可愛くセットした髪型が崩れてしまうのは確かに嫌ですよね。男性からしたら全然「かわんないじゃんｗ」って思うんですけど、もう一度言いますが、気にしているのは女性当人です。周りががやがや言える事ではないのです。

 

ちなみに男性でもホスト風の髪型の人とかきっちりセットしている人なんかもHMD装着を拒否する事がありますね。

「他人が被ったHMDに抵抗あり」

男性に比べ女性のほうが潔癖の傾向があるとはいいませんが、他人が使った直後のHMDを被ることに抵抗を感じる女性が居るようです。

 

頭全体を覆うわけですから汗や皮脂も少なからずデバイスに触れるわけで、使用者はほとんど男性。そこに嫌悪感を感じる女性がいます。

 

男性陣はショックをうけるかもしれませんがこれが事実です。たとえあなたの顔を清潔に保っていたとしても、見知らぬ男性が使用したHMDを装着するのは女性にとって抵抗を感じるようです。

解決策

思い切って女性専用のイベントを開催してもいいかもしれません。そうなると女性の生活や悩みに沿った内容のイベント（美容、ダイエット、等）がよさ気ですね。前例があるもので言えば、イケメンアイドル系のイベントとか。

 

現状、化粧が崩れる、髪型が崩れるといった不満に関してはHMD本体のデザインがメガネやサングラスくらいまで軽量化されないと難しそうですが、

 

イベントの際に女性の為にお化粧直しのブース（鏡）を設置したり、一度使用したHMDは除菌シートや使い捨て保護シートなどで清潔に保つだけでも効果があると思います。

 

後々の作戦として、他にはHMDそのものにファッション性を持たせるというのも１つの手かと思います。オシャレアイテムとしてのHMDであればコーディネートの一部になるわけですから装着に抵抗を感じる方もすくなくなるでしょう。